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Tersicoccus phoenicis ( リダイレクト:ターシノコッカス・フェニシス ) : ウィキペディア日本語版 | ターシノコッカス・フェニシス
ターシノコッカス・フェニシス (''Tersicoccus phoenicis'') とは、アクチノマイセス目マイクロコッカス科に属する放線菌の1種。ターシノコッカス属のタイプ種〔。 == 発見 == ターシノコッカス・フェニシスが発見されている場所は地球で2か所のみである。それはアメリカ航空宇宙局のケネディ宇宙センター、およびフランス国立宇宙研究センターのギアナ宇宙センターにあるクリーンルーム内である。初めて発見されたのはケネディ宇宙センターであり、2007年に火星探査機のフェニックスが打ち上げを控え、クリーンルーム内の微生物検査を行っていた床から発見された。続いて、2009年に欧州宇宙機関がハーシェル宇宙望遠鏡の打ち上げを控えていた際に発見した。その後の調査で、ケネディ宇宙センターの1P05MA株とギアナ宇宙センターのKO_PS43株は同一の種であり、しかも既知の生物とはわずかながら異なる性質を持つことから、新属新種に分類できることが分かった。2013年に、この生物は2つの株を根拠に ''Tersicoccus'' 属 、1P05MA株をタイプ株として ''Tersicoccus phoenicis'' と命名された。属名はラテン語でクリーンを意味する "Tersi" と球菌を意味する "coccus" から、種小名は最初に発見されたクリーンルームにあった探査機フェニックスにちなむ〔。
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